10日目(4月30日)ブハラ滞在

 ウズベキスタンに入った途端に天気の良い日が続く、今日はブハラに滞在するが、ホテルの部屋は
スイートルームから普通の部屋へ移動するために、スーツケースは荷造りして部屋に置いてから観光に
出発する、
 
 9時観光に出発、ホテルの前や町の中には沢山のバラの花が咲いている、
風は冷たいのでさわやかである、15分ほど走った所ポイカラ建築群で下車

 先ずは有名なカラーンミナレットを仰ぎ見る、46メートルブハラの町のシンボルの塔は昔は罪人を
この塔の上から投げ落としたと言う、こんな所から投げ落とされたら・・・・・・見ている方も大変だ
青い屋根の連なっているカラーンモスク、モスクと向き合うように建っている、
ソビエト時代でも開校していたミル・アラブメドレセ(神学校)

死の塔カラーンミナレット カラーンモスク ミル・アラブメドレセ

カラーンモスクの中を見学した後は自由行動、カラーンミナレットの上に登る事ができるので希望者は
登っていたが私はパス、塔の上から投げられた罪人の気持ちを味わう気はしない・・・

 広場にはここにもヒワと同じようにお土産店が、ここではスザニや刺繍製品が多い、
そこからは歩いて観光、丸屋根付きのバザールを通過、
バザールを通り抜けてから、中央アジア最後の神学校ウルグベク・メドレセへ、中を見学


 ここからコウノトリのハサミが置いてあるお店を見る、ユニークで面白いが・・・・・ハサミとしては
使いずらそう・・・・・ここで実用的な果物ナイフを買う、
織物工房でトイレ休憩、中には色々な布がある、柄が昔の銘仙の柄に良く似ている、ここから銘仙の
柄が来たのだろうか・・・・?

 11時ラビハウズ(池)の側のナディールディバンバギ・メドレセへ、ここにはイスラムの教義に反する
孔雀の絵がかかれてある、池の側には沢山の人達がのんびりと休んでいる

バザール・タキの入り口 ラビハウズ ナディールディバンバギ・メドレセ

 ここで少し自由時間、お土産店を覗いて見たりするが、さすがに歩き疲れた、
同じような建物が多すぎて、判らなくなるが、神学校が多い、12時ホテルに帰って昼食

サラダ スープ ラグマン(肉かけうどん)
 
 昼食後はいったん部屋に戻る、部屋はスイートルームから普通の部屋に変わっている
この位の部屋の大きさの方が落ち着く、観光までの時間があるのでその間洗濯をしておく
面白い発見がある、スイートと普通の部屋の違い、部屋の大きさなどは違うのは当然だが、トイレット
ペーバーの質の違い、普通の部屋に変わった途端にトイレットペーバーがゴワゴワの紙に変わる
 
 流石にこのペーバーは使用出来ず、日本から持ってきた物を使用する、昔は新聞紙などを使用していたから・・・・と思うが、昔に比べるとお尻の皮が薄くなってしまったようだ、

 2時半午後の観光に出発する、体調が悪くて観光を欠席する人も2〜3人出る
バスに乗り、10分ほど行くと商人館へ、前の大統領が住んでいた屋敷へ、その大統領もスターリンの
時代に処刑され、家族もシベリアに流刑されたが、娘さんが一人帰ってきてこの屋敷に住んで見えるとか、

 この建物には外の部屋と中の部屋があり、外の部屋にはご主人、中の部屋には奥さんが住んでいた
女性はどんな時にも化粧を欠かす事が無く、主人が奥さんの元を訪れるときには、前もって連絡をする
奥さんはきれいにお化粧をして待っていた、日本の大奥と同じかな・・・・
だから、主人は一生、奥さんの素顔を見ることがなかったとか・・・・
何時も仮面を付けているような生活、本音で話す事があったろうか?・・・・・・・これは昔の話

 
中に入るときれいな部屋、コタツが在るのには驚く、広い部屋でツアーの人達による民族衣装ショー
昔の女性は外出する時こんな姿で歩いたのか・・・・重たそう
白い紙から灰色の紙に変わる 日本のコタツに良く似ている 女性の外出姿
 
 再びバスに乗り、歴代のブハラの王の居城アルクへ、
門を入ると通路の両側にはお土産屋がぎっしり、階段を登って行く、お城の中は博物館になっている
王の玉座や、内部のモスクにはコーランの博物館もあり、たくさんのコーランの経典がある

 ここから歩いてボロハウズモスクへ、今は修復中である、ここで物乞いの親子に逢う
子供は1歳半位の男の子、丁度孫と同じ年頃の子供が裸足で歩きまわっている、ツアーの一人が
お金を渡したら、あんな小さな子供がありがとうの仕草をしたと言って驚いていた
親の勝手とは言え、見ていてやり切れない思い、
アルク 王の玉座 バラ
 
 16時、植物園の中に入って行く、バラの花の香がする、回りにはバラが咲き誇っている、ブハラでは
至る所にバラが植えてあるが、そのバラには虫がいない、よほど手入れが行き度といているのか・・
それとも、乾燥した土地だから、虫が付かないのであろうか?・・・・・皆で不思議がる

 植物園の一角にある、中央アジア最古のイスラム建築のイスマイル・サマニ廟
このイスマイル・サマニ廟の周りを願い事を唱えながら3回まわると願い事がかなうと言う
さっそく、願い事を唱えながら3回回る、どんな願い事?・・・・・・これは内緒!

 日差しも弱まりだした頃、今日最後の観光、住宅地でバスを降りる、
住宅地の狭い路地を歩く、「キャンデー」と言って子供達が付いてくる、やがて4本の塔のある
きれいなチャルミナルのメドレセに付く、
イスマイル・サマニ廟 チャルミナルのメドレセ 桑の白い実
 
 希望者は塔の上に登る、この庭に桑の実がある、この国に来て良く見る桑、その実は日本に在るような紫色の実と白い実がある、紫色の実は昔よく食べたが少し癖がある、それに比べて白い実は甘くて癖が無く美味しい、、フンザでも食べたが・・・・こちらでは子供たちがおやつのように取って食べている
キャンデーよりも甘くて美味しいと思うが・・・・・子供達はキャンデーを欲しがる、

 5時40分、夕食、今晩はナディール・ディバンベキメドレセで民族舞踊を見ながらの食事
食事場所は中庭のテーブル、沢山観光客、若い娘さんによる舞踊とファションショー、
メニューはスープに続き、マントウ、前に食べたマントウよりも匂いが無くて美味しかった、

 神学校だった場所で民族舞踊を見ながらお酒を飲み、食事、シルクロードの住人たちは墓の中で
目を回しているかも知れない、
19時40分、ホテルに帰る、