13日目(5月3日)サマルカンド滞在、シャフリサブス観光

 ウズベキスタンには雲が無いのか・・・と思えるような、今日もサマルカンドブルーの空、
8時にホテルを出発、バスはサマルカンドの市内を過ぎ、郊外に出る
30分も走らない内に沿道にはポピーの赤い花の群落が・・・・・

今回の旅の楽しみにこのポピーの群落を見る事が入っていたので、歓声をあげてバスを降りポピーの
草原へ・・・・・真っ赤なポピーの花の向こうにバミールの山々

ポピーの群落     )

 皆夢中で写真を撮る、この花を見るために日にちをずらして参加したのは私だけでは無かった、
また、少し走った所でもポピーの花・・・・・柵をくぐり、柵の中に入って撮影、はるかに羊や馬たちが
のんびりと草を食べている、このポピーは野生の花である、

 沿道は草原が続くが人家は多い、9時50分、広大な草原で休憩、丘の上に登ると何処までも草原が
続いている、今までがサマルカンドの中心地にいたので久しぶりの広大な景色の中にいると
生き返った感じ

 何処からともなく子供達が寄ってくる、小さな子供がロバに乗って・・・・・手綱は無くて手に持っている
棒でロバの首筋を叩いて方向を変えている、私でもロバだと乗れそう・・・・だがロバが可哀想かな・・・

ロバに乗る子供たち 広い草原

 皆で一緒に写真を撮る、お礼にキャンデーを渡す、子供達を後にバスに乗り出発
小さな村々、畑には麦が植えてあり、はるか遠くの雪山が近づいてくる頃、11時20分
チムールが生まれた町、シャフリサブスに到着、

 バスを降りるが暑い、日差しが強くなり歩いているだけで汗が出る、
巨大な宮殿跡の公園を歩いていると結婚式に逢う、早速写真を撮る、この国の結婚式は英雄の像の
所で記念撮影をする、今回も楽団を先頭にして花婿と花嫁がチムールの像の所で記念撮影をする

楽団が先頭を行く 花嫁さん達が後に続く チムールの像の前で記念撮影

巨大な宮殿跡の一部が残っている、有志の人達はこの上まで登っていったが、上まで登る階段には
手すりが無いし、急な階段、登るよりも降りる方が心配でここもパス
公園を歩いていると、学校帰りの子供達が来る、やはりペンとかキャンデーを要求、キャンデーを
欲しがるのは判るが、どうしてペンを欲しがるのか判らない・・・・

 バスに乗り、ダール・ウッ・サーダット(廟を中心とした建造物群)へ、
中庭には樹齢680年のプラタナスの木があり、その側のベンチには100歳の老人が座っている
皆で写真を撮る、私たちもこの老人のように元気で長生きできますようにと・・・・・・

 チムールの長男が眠るジャハーンギルール廟とハズレティマールモスク
モスクへの道を歩いていても子供達が「ぺん、ペン」とうるさいほど付きまとう、お土産店も沢山あり
1ドルで袋を一つ買ったら5〜6人ほどの売り子に囲まれてしまう、慌てて逃げ出す
グムバズィ・サイイダーン(預言者ムハマドの子孫)の眠る廟の中で休憩、椅子に座るとひんやりして
気持ちが良い

巨大な宮殿跡 アク・サライ ハズレティマールモスク チムールの像

 チムールの父親が眠る廟、コク・グムバズ・モスクを見てからバスに乗る
今日の昼食は旅行者用の民家のレストランで、地元のレストランでの食事は油が多く使用されて
いるので旅行者には食べれない事が多いとか・・・・・

 メニューは前菜、スープ、シャブリア(シャフリサブスのピラフ)
私には少し油が濃すぎてあまり食べれなかった、これで観光は終わり、帰路に付く
同じ道を帰るが、車内からは草だけの山があり、その向こうの雪山が国境、
日本のように簡単に山に登る・・・・という事は出来ない、

 4時40分にホテルに到着、希望者は日本語を学ぶ学生たちとの交流会があるので出席する
ホテルから5分程歩いた大学の一室、先ずは教室の中で生徒全員と懇談、
先生は日本から来て5年目になる男性の方、生徒たちは日本語が上手い、

 ウズベキスタンの大学は入学が8月から、ここも受験は厳しく1000人に対し70名入学の狭き門

日本語を習って如何するか?の問いに
1、ガイドになる、  2、日系の会社に入る、などなど

 日本のイメージは?
1、電気製品と車、   2、テレビドラマのおしん    3、空手の盛んな国
 
休日はどのようにして過ごしているか?
1、家族と一緒に過ごす、 2、デート、  3、レギスタン広場で観光客と話す、
休日を家族と一緒に過ごし、家の手伝いをする学生が多くて驚く、

 その後は各自で・・・・図書館へ行ってみる、日本語の雑誌、教科書などが置いてある、これは皆
寄付との事、私も置いてある壊れていたパソコンから話が始まり、21歳の男子学生と話をする
なんだかとりとめのない話をしていたが、印象に残った話の中でこの学生の結婚観

 結婚は親の選んだ人と結婚する、そして結婚したら親と同居する、なんだか一昔前の日本の様
自分が選んだ人が両親の反対にあったら・・・・駆け落ち?、いいえ別れますと言われて二度びっくり
我が息子たち、少しは見習って親を大切にしたら・・・・・・

国境の山 学生達との懇談 夕食はソーメン


 夕食の時間が近づいてきたので、学生たちがホテルまで送ってくれる、

 7時半よりホテルのレストランで夕食、テーブルの上にソーメンが出る、添乗員がわざわざ日本から
もって来て茹でてくれたもの、いいかげん油の料理にうんざりしていたので、大喜び、
久しぶりに日本の味に舌鼓を打つ
 明日はタシケントに移動、長い旅はもうすぐ終わろうとしている