2001.06.08(金)〜10日(日) 【和紙産地としての小国町】 【小国和紙の特徴】 |
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《紙すき》 小国和紙は、溜め漉きに近い漉き方です。漉いて直ぐに紙床に移すとうまくはがれません。そのため、紙床に移す前にある程度水を切っておく必要があります。 小国版を漉くときは漉き簀を2〜3枚用意します。漉き上げたものを桁から外し、水切り用の板に乗せ水を切ります。その間次の紙を漉き、水切り板に乗せます。最初に漉いた紙を紙床に移します。紙床に移した後の簀を使い次の紙を漉きます。このように、簀をローテーションして使います。小国でも現在ではほとんど見られなくなりましたが、このようなローテーションは兵庫県の名塩和紙でも見られます。 なお、小国の漉き方は昭和48年「記録作成等の措置を講ずべき無形文化財」に選定されました。 |
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小国和紙生産組合の片桐三郎さん 片桐さんの本職は大工です。冬、出稼ぎに行かなくても良い仕事はないかと考えました。そこで思いついたのが紙すき。家族の猛反対にあいましたが、そこは大工さん。みるみる紙漉場を建ててしまったそうです。
(有)小国和紙生産組合 |
紙を漉く今井宏明さん 漉いているのは酒米の藁が入った 「越州」のラベル用紙 2枚の湿紙を重ねて一枚の和紙にします。
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除湿器(左):コウゾを乾燥し保存するためのものです。 冷蔵庫(右):トロロアオイの保存に使います。 |
コウゾを蒸すための桶 コウゾを寝かせて並べます。立てるよりも一度に多く蒸すことができます。 |
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コウゾ畑:広大な畑は風通しの良い高台にあります。 かなり手入れが行き届いています。 |
コウゾを食う虫 先の柔らかい芽を食われると枯れてしまいます。 |
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紙の美術博物館の中 インテリアの大半が和紙です。 |
紙の美術博物館 入館料:中学生以上 200円 電 話:0258-95-3161 |
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山口邸園
園内にある郷土資料館(小国和紙館)には、小国和紙に関する民俗資料などが展示されています。土佐の吉井源太翁から送られた道具類など、貴重な資料があります。 所在地:〒949-5222 新潟県刈羽郡小国町大字横沢802 電話:0258-95-2002 |
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