8日目(4月28日)タシケント〜ウルゲンチ〜ヒワ      

 今日の朝は早い、4時半に起き、5時にホテルのロビーの一角で簡単なパンと紅茶で朝食を済ます、
5時半にホテルを出発、5時45分にタシケントの空港に付く、7時には空の上
1時間半、機内ではひたすら寝て置く、

 8時25分、ウルゲンチの空港へ着陸、外にはバスが待っている、ウルゲンチは新しい町
新しい建物が目立ち、道路も片道3車線、アムダム川を渡る、
ここは、拝火教(ゾロアスター教)が生まれた土地、

 9時20分、昔はシルクロードの中継の町、ヒワに到着、17世紀、ホレズムの政治、経済、宗教
の中心地として栄え、イスラム聖地として発展した、世界遺産に成っている町、
周りを二重の城壁に囲まれている、内城の中に入る、今晩のホテルは内城の中にある
「アルカンチホテル」少し早い時間であるが、先ずはホテルにチックインする、

 このホテルは個人の家をホテルに改造したようなこじんまりとしたホテル、早速、荷物を部屋に置き
ホテル内の屋上に上ってみる、ヒワの内城(イチャンカラ)が一望できる

ホテルの屋上から見るヒワの町 ホテルアルカンチ ホテルの部屋

 10時、内城の中を歩いて観光、先ずはいったん内城の外に出て、西の正門から、カメラ、ビデオ
の撮影料金を払ってから、中に入る
直ぐに、ヒワのシンボル、太くて短く青いタイルの美しい未完成のミナレット、カリタミナールが見える

 写真を撮りながら歩いていると、沢山のお土産品を持った売り子たちに囲まれる
ストール、人形、袋物、帽子、陶器、まな板、本立て、靴下などなど・・・・・今回の旅で始めての経験
クフナ・マルク
(17世紀の宮殿)、中には造幣局もあり、造幣局の職人は当時は外出もままならず
狭い部屋でお金を作っていた、当時の様子を現す人形がかざってある、

カリタミナール クフナ・マルク。謁見の間 監視塔から見る城壁

 冬のモスクの謁見の間を見た後、希望者は監視塔に登る、2ドルを出して狭い階段を登って行く
監視塔の上からはヒワの町が見える、ホテルの屋上から見るよりも遠くまで見える・・・・・高い
はるかにヒワの町を囲む城壁が続いている、

 青い空、雲一つない天気、日差しが強い、しかし、日陰に入ると風が涼しく、寒いほど、
今はもっと暑いらしいが・・・・やはりシベリア寒気団の影響であろうか・・・・
場所を移動する度にお土産の売り子たちも移動してくる、

 手編みの靴下を売っている人がいる、とてもきれいな靴下、しかし、ガイドの説明によると、
この靴下は巡礼者が亡くなった時に履かせる物とか・・・
そんな話を聞くと、さすがに安くてきれいな物でも買っていく気には成らない、

 ムハマド・ラヒーム・ハーンのマドラサへ、中は博物館になっている、
博物館の中で説明を聞いている側にお土産品を持った人が入り込み、おちおち説明を聞いておれない
博物館やモスクなどの管理人が副業にお土産品を売っているのだから・・・・
牢獄跡に入る、当時の処刑の様子が絵に描いてあるが、残酷で見る気がしなくて早々に飛び出す

 12時ホテルに帰り昼食

各種前菜 大きなナン ヌードルスープ ピラフ

 昼食後はホテルで休憩、2時午後の観光が始まる、
ホテルから歩いて10分ほどの所にイスラム・ホッジャ・ミナレットが美しく見えるビューポイントへ
写真を撮っていると、午前中で学校が終わったのであろうか、子供達がお土産品を売りつけようと
まとわりつく。

 パフラヴァーン・マフムドと言う英雄の廟へ、哲学者であり、詩人であったマフムドが眠る廟
靴を脱いで中に、内部の装飾が見事である、中庭には井戸がある、
その廟の裏にはお墓がある、

イスラム・ホッジャ・メドレセ
へ、メドレセとはイスラムの神学校の事である、
きれいな装飾、同じような建物があるので、写真を撮っていても、どれが目的の物か判らなくなる、

イスラム・ホッジャ・ミナレット パフラヴァーン・マフムド内部 パフラヴァーン・マフムド廟の裏の墓

 金曜モスクに入る、ヒワで最古の建物、楡の木の柱が212本も立っている
ダッシュハヴリ宮殿へ、宮殿内のハーレムを見る、正婦人と愛妾の部屋が中庭を囲み、対面する様に
建っている、正婦人の部屋の方が広い、当然だが・・

 その後、東の門の近くにある奴隷市場跡を見る、今は公衆トイレになっていて匂いがキツイ
その中の暗くて小さな部屋が奴隷たちがいた部屋、この部屋にいて奴隷市場から
買われていったのか・・・・きれいな建物が多いだけに、哀れである、

金曜モスクの内部 奴隷の部屋 東門

 その後は自由時間、お土産に人形を買う、孫の土産にしては顔が少し怖いかな?・・・・・
手作りで2個500円ほど、ホテルに帰り休憩

 18時40分、ホテルから内城の外へ、バスが通ると子供達が手を振っている
バスで走る事15分、夏の宮殿、ドバザーク・パレスへ、今晩はここで夕食
中に入ると装飾が凄い、まるで王様になった気分、ここは地元でも結婚式の披露宴など行われて
いるとか・・・・・

 食事が始まる、シャンペンで乾杯、沢山の前菜、スープ、ケイマ(肉の卵クレープ包み)
宮殿で食べる食事は優雅、それに食事も美味しいし、

 17時40分、食事を終えてホテルに帰るが、道々白と黒の羽根で、尾羽根が長くヒヨドリと同じ
大きさの鳥を良く見る、ガイドに名前を聞いたら「白ハシカラス」日本の真っ黒な
カラスよりは可愛い感じ

 ホテルに付いて直ぐに屋上に上がる、夕日が見えるかと思ったが・・・・・少し時間が遅かった

人形店 ケイマ(肉の卵クレープ包み 夕日が沈んだ後

 今日のホテルはシャワーのみ、シャワーだけ浴びて寝るが、夜になると寒くなる