高知・小豆島2003
坂本竜馬の像を見ている時だった。ふとザックを振り返ると一匹の猫が戯れていた。しゃがんでザックに近づいていくと彼は、「にゃーん」、と一鳴きして私の肩に乗ってきた。横目で様子を覗いてみるとそこには誇らしげに遠くを眺めている彼がいた・・・。
使い込まれた白木の机と椅子が裸電球に照らしだされて「しん」とした雰囲気を漂わせている。『二十四の瞳』で知られている岬の文教場は廃校が決定されてからも人々の足が絶えることがない。大石先生と子供たちのいた雰囲気を味わうためである。実際にこの古びた木造校舎に入ってみると確かに歌っている子供たちと大石先生を見た気がした・・・。