佐藤友泰さんの紙


佐藤さん

佐藤友泰さん

 佐藤さんの紙は、全て手打ちです。手打ちとは、樹皮を細かく砕くときに、機械を使わず、手作業で行うことです。その日のコンディションにより、紙になったときに差がでます。

 

   プロフィール

 佐藤さんは、趣味として紙すきをしています。漉いた紙は自分で「書」を書くために使用したり、自分と交流のある版画家や画家などに提供しています。販売はしません。
 佐藤さんは、東大寺正倉院に残る紙をならい、1000年先まで残る紙作りを目指しています。この紙を作るには、紙や水の研究はもちろんのこと、非常な努力と忍耐、技術が必要です。しかも、大変な手間がかかります。
 専業の紙漉きがこの紙を漉いていては、コストが高くつきすぎて採算がとれません。したがって、佐藤さんのように趣味で紙漉きをしている人でないと取り組むことができません。とても残念なことです。

 

コウゾ紙

原料:那須コウゾ

  
コウゾ紙

原料:那須コウゾ(甘皮付き)

ガンピ紙

原料:ガンピ

  
ミツマタ紙

原料:ミツマタ

 

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