遠見京美さん(能登仁行和紙)


所在地 石川県輪島市三井町仁行

 

 能登半島では、志賀町栗山で栗山紙を漉いていましたが、いつの頃か途絶えてしまいました。ここに紹介する「能登仁行和紙」は、戦後輪島市において遠見京美さんの義父である遠見周作さんによって始められました。周作さんは、コウゾばかりでなく紙に不向きなスギやアスナロの外皮を原料としたスギ紙を完成させました。この紙は壁紙として使われていました。

 周作さんの跡を継いだ京美さんは、地元に自生する草花や木の葉、あるいは貝殻などを漉き込んだ紙を作るようになりました。これが「野集紙」です。野集紙以外にスギ紙・スギ画仙紙・ガンピ紙・クズ紙(植物の葛)・海藻紙なども手掛けています。

 

スギ紙

スギ紙

 

   
スギ画仙紙

スギ画仙紙

 

野趣紙

野集紙

 

 

 

 

野趣紙

野集紙

 

ガンピ紙

ガンピ紙(名刺)

 

 

 

 

クズ(葛)紙

クズ(葛)紙

 

 

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