小林欣一さん(内山書院紙)


所在地 長野県飯山市瑞穂

内山和紙について
 内山和紙の起源は不明ですが、寛文元年(1611)に高井郡内山村(現木島平村内山)の萩原喜右衛門が美濃(岐阜県)で技術を習得し、この地に紙すきを伝えたといわれています。
 地元で産出されるコウゾを蒸して皮を剥いだ後、雪の上に広げ日光で晒す「雪晒し」をおこない繊維を白くします。以前はコウゾを灰で煮熟していましたが、障子紙に白さを求める消費者を満足させるため苛性ソーダで漂白するようになりました。
 小林さんを始めとする生産者の多くは、現在も農家の副業として紙すきをしています。
 ちなみに、「書院紙」とは書院造りの障子に適したことから障子紙全体を指す名となりました。


内山書院紙
  

 


舟水を攪拌する

紙すき
紙をすく(3枚取りの簀桁だ)

紙床
紙床に移す

    
 
小林欣一さん


コウゾの乾燥 長いものでは3m以上ある(阿部武義さん方)


コウゾを雪に晒し天日漂白する (阿部武義さん方)

   

 

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